七五三の準備を進めていると、ふと疑問に思うことがありました。
- みんな、ちゃんとご祈祷まで受けているのかな?
- 写真は、やっぱりプロに頼むもの?
- 11月にやらなきゃいけないのかな10月や12月とかはダメなのかな?
まわりのご家庭がどうしているかなかなかタイミングがなく不安になることはありませんか。
そこで、公表されている調査を集めて、並べてみました。
数字や調査した会社の名前、人数も、そのまま載せます。
そもそも七五三は何のためにするのか?
数字の前に、七五三についてお伝えさせてください。
神社本庁の公式サイトによると、七五三は古くからの3つの風習に由来するとされています。
- 3歳の「髪置(かみおき)」:男女児ともに行われた儀式。この日を境に髪を伸ばし始めました
- 5歳の「袴着(はかまぎ)」:男児がはじめて袴を着ける儀式
- 7歳の「帯解(おびとき)」:女児が幼児用の付紐をやめ、大人の帯を締める儀式
11月15日にお祝いするようになったのは江戸時代から。
5代将軍の徳川綱吉が、息子・徳松の健康を盛大に祈願しました。それが庶民に広まったとも言われています。
「七つまでは神の内」
当時は医療が進んでおらず、乳幼児の死亡率も高い時代です。
子どもを七五三の年齢まで無事に育てることは、並大抵のことではなかった。
「七つまでは神の内」と言うように、それまでの子どもの成長は、神さまにお任せするしかなかったのです。
だから七五三は、無事に育ったことを皆で祝う人生儀礼だとされています。
神社本庁のページには、こう書かれていました。
これまで見守ってくださった氏神さまやご先祖さまにお参りをして感謝の気持ちを表し、これからの健やかなる成長をお祈りしましょう。
(神社本庁 公式サイト「七五三」より)
お祝いと、感謝と、これからのお願い。
この由来を知っているか知らないかでは思い出だけでなく親からの想いを伝える機会になると思います。
七五三でご祈祷まで受けた人は70.9%
では、いまのご家庭はどうされているのでしょうか。
2022年に、七五三のお祝いをした197世帯に聞いた調査があります(SNOW*IN調べ)。
| 撮影と祈祷の両方をした | 56.3% |
|---|---|
| 撮影のみ | 28.9% |
| 祈祷のみ | 14.6% |
それぞれ単独で見ると、撮影をした人が85.2%、ご祈祷を受けた人が70.9%です。
つまり7割のご家庭が、ご祈祷まで受けています。
いっぽうで、参拝だけで済ませるご家庭も3割いらっしゃいます。どちらが正しいということはありません。
拝殿の中を撮影禁止としているところが多い祈祷の様子は、写真に残せない神社がほとんどです。
そしてゆっけフォトは、神様と向き合う時間だと考えているため神社の決まりにかかわらず、ご祈祷中は撮影しません。
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写真は誰が撮っている? 調査でMyカメラ撮影は49%と2%に割れました
ここは、調査によって答えが分かれたところです。
3つの調査を並べます。
| きものレンタリエ (77名・2025年) | Myカメラにて神社で撮影 49% 写真館・スタジオ 26%/出張カメラマン 26% 自宅でセルフ撮影 18% |
|---|---|
| SNOW*IN (197世帯・2022年) | プロに依頼しなかった 12.2% スタジオ・プロカメラマンに依頼 87.8% |
| アスカネット (500名・2025年) | 今後も自分たちで撮影したい 2.0% 今後もプロに依頼したい 90.6% |
同じ「七五三の写真」の話です。
なのに、自分で撮る人が49%だったり、2%だったりします。
理由は、聞いた相手が違うからです。
- きものレンタリエは、着物を借りた方に聞いた調査です
- アスカネットは、プロのカメラマン向けにフォトブックを作っている会社の調査です。設問がプロに依頼した前提で作られています
どちらかが嘘をついているわけではありません。集まった人が違えば、答えも変わります。
ネットで見かける「◯%がプロに頼んでいます」という数字。たいてい、撮影を仕事にしている会社が出したものです。
ゆっけフォトも同じ立場ですが、最終的に
パパママが残したいと思った我が子の七五三のイメージの形を残していくことがおすすめです。
前撮りをした人は52.3%。約2人に1人
七五三を経験した保護者100名への調査です(株式会社LIN調べ・2026年6月)。
スタジオで前撮りをした人が52.3%、しなかった人が47.7%です。
前撮りが選ばれる理由
- 七五三シーズンの混雑を避けられる
- 2回着物を着ることができる
- ご祈祷当日の負担を減らせる
- 子どもの体力が持ちやすい
- 万が一当日体調不良だった場合後日に回せる
慣れない着物を着て、神社へ行って、ご祈祷を受けて、お食事もして、写真も撮る。
これを一日でやると、お子さまの体力がもパパママの負担も大きいため、日を分けるという選び方が広がっているようです。
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秋は48.8%。春と夏を合わせると41.8%
七五三をいつ行ったかを聞いた調査です(株式会社LIN調べ・100名・2026年6月)。
| 秋 | 48.8% |
|---|---|
| 春 | 20.9% |
| 夏 | 20.9% |
最多はやはり秋です。でも春と夏を合わせると41.8%になります。
七五三は11月15日前後が選ばれやすいです。しかし、今は11月だけの行事ではなくなってきているようです。
理由は、この4つ。
- 11月の混雑を避けたい
- 家族の予定を合わせやすい
- 写真館の予約が取りやすい
- 暑さや寒さを避けたい
11月以外にお参りするご家庭が、4割います。
ただしご祈祷の受付時期は、神社によって違います。年間を通して受け付けているところがほとんどですが、行かれる神社に確認されることをお勧めします。
いちばん重視されているのは「家族の思い出」36.1%
最後に、もうひとつの数字です。
「七五三で最も重視したこと」を聞いた調査で、「家族の思い出づくり」が36.1%で最多となりました(株式会社LIN調べ・100名・2026年6月)。
ご祈祷と写真撮影を、どちらも上回っています。
ご祈祷でも写真撮影でもなく、家族で過ごす時間そのものが選ばれています。
神社本庁のページにある「無事に育ったことを皆で祝う」という言葉と、この36.1%。同じことを指しているのかもしれません。
まとめ:数字を並べて、わかったこと
「七五三はこうするものです」と言える形はありません。
- ご祈祷を受ける人は7割。受けない人も3割
- 写真は自分で撮る人もいれば、プロに頼む人もいる
- 前撮りをする人は2人に1人
- 秋以外に行う人が4割
どれも多数派で、どれも少数派ではありません。
ゆっけフォトは出張撮影をしています。
どの選び方にも、それぞれのご家庭の理由があります。
数字は、決めるための材料で、答えではありません。
どれを選んでも大丈夫です。その日、家族みんなが笑って過ごせ形に残せることが望ましいと考えています。
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この記事で使った調査
| 神社本庁 | 公式サイト「七五三」(由来・意味) |
|---|---|
| SNOW*IN (名古屋のフォトスタジオ) | 七五三のお祝いをしたことのある197世帯/2022年6月8日/インターネット調査 |
| 株式会社和とわ (きものレンタリエ) | 七五三衣装レンタル利用者77名/2025年1月〜12月/web・紙アンケート(2026年8月6日公表) |
| 株式会社アスカネット (ASUKABOOK) | 子どものいる20〜49歳の既婚男女500名/2025年8月27〜28日/インターネット調査 |
| 株式会社LIN (着物レンタルマイセレクト) | 七五三を経験した保護者100名/2026年6月/インターネット調査 |
4つの調査は、すべて着物レンタル会社・フォトスタジオ・フォトブック会社が自社で行ったものです。
中立の調査ではありません。人数も77名から500名まで幅があります。
そのことを承知のうえで、数字はそのまま載せています。
※本文中の数値は、各調査の発表内容をそのまま引用したものです。調査ごとに対象者・人数・時期が異なるため、単純に比較できない点にご注意ください。ご祈祷の受付時期・予約の要否・撮影の可否は神社によって異なります。行かれる神社にご確認ください。数値は2026年9月時点で公表されているものです。
